日本学術会議協力学術研究団体

 東北森林科学会は、その前身である日本林学会東北支部会を発展的に解消し、1996年(平成8年)4月に発足した学術団体です。その前進である東北支部会の発足(1950年)から起算すると52年の歴史を誇る学会です。東北地方はその地理的特徴から多様な自然環境や社会的背景があり、歴史的にみても特徴のある森林や林業の形態があります。本会の趣旨は会則にもあるように東北地域における森林・林業に関する科学の総合的発展を通じ、地域社会の生活向上と地域環境の保全をめざすことを目的としています。2006年4月現在の会員数は300名を数え、東北地域に限ることなく日本全国に広がっており、東北地域の特徴を生かした研究発表などで社会に貢献しています。
 東北森林科学会は1999年9月14日に学術会議第18期登録学術団体として登録されており、2002年9月13日には第19期登録団体となりました。
 平成16年4月、日本学術会議法の一部が改正され、それまでは会員候補者の推薦などを行っていた「登録学術研究団体」が廃止されました。平成17年10月より、それまでの「広報協力学術団体」も統合して新たに「日本学術会議協力学術研究団体」が設けられ、日本学術会議と各団体との間で、意見や情報の交換、刊行物の配布、会議の共催や後援などの連携が図られることとなりました。
 日本学術会議法の改正に伴い、東北森林科学会は現在「日本学術会議協力学術研究団体」となっています。


一般社団法人日本森林学会との関係

 2011年まで日本森林学会には北海道、東北、関東、中部、関西、九州の6つの支部があり、独自に活動を行っていました。東北森林科学会は、日本森林学会東北支部とは異なる組織として設立されましたが、毎年夏に開催される東北森林科学会は,支部会と共催するなど、協力関係を保ってきました。2011年に日本森林学会の一般社団法人への移行に伴い、各支部は別個の任意団体として独立しましたが、東北森林科学会は東北支部を統合し、日本森林学会の連携学会として連携協力をおこなっています。

日本森林学会東北支部会に関する連絡など